第10回ボルドーとブルゴーニュワインが無事終了しました。今回は、とても参加希望者が多く、より多くの方に楽しんで頂こうと直前で席を増設しました。参加された方には少し窮屈な感じとなりました。ご理解くださりありがとうございました。
写真は土曜日、日曜日の風景です。皆さんにワインをわかりやすく説明しているつもりですが、いかがでしたでしょうか?
今回は以下のラインナップとなりました。
1、白 ブルゴーニュ シャルドネ 2006
2、白 ボルドー AC ソーヴィニヨン ブラン 2005
3、パストゥ グラン エマニュエル ルジェ 2001
4、赤 ボルドー サンテミリオン 1999
5、赤 ブルゴーニュ ショーレー レ ボーヌ 2000
6、赤 ボルドー マルゴー村 2級 2004
今回は特に赤ワインが偉大なワインが多くボルドー、ブルゴーニュワインの奥深さを感じていただけたかなあと思っています。ボルドーとブルゴーニュワインを試飲後皆さんに多数決を採ったところ土曜日は13対7でボルドーが圧勝、日曜日は6対13でブルゴーニュが逆転するまったく逆の結果となりました。
皆さんのお好きなワインもバラバラで、さまざまな感想をお聞きできたので改めてワインの複雑さ、奥行きを感じました。
今回の表現をいくつか紹介させていただきます。
4番の赤、山田さん曰く、香りのニュアンスがコーヒー豆の香りであると、しかも、ケニアのキィアンゴイ協同組合が作る豆で深煎りしたもの。
(4番はメルロー100%ですからぶどうからくる野菜のニュアンス、樽からくる木や焦げたニュアンス、を感じられていたのだと思います。)
3番の赤、小峰さん、曰く、最初はシェリーのニュアンスから蜂蜜のニュアンスへ時間を経るたびに他とは比べものにならないおいしさをあらわし始めたというご感想でした。
(今回のワインで一番注意を払ったのが3番のワインでした。抜栓は1時間前にしていましたがそれでもこのワインはちょこっとこちらに目を向けてくれただけで、2時間、3時間してようやく向き合うことが出来たワインでした。それだけに3番のワインを気に入られた方達は強烈なインパクトを好意的に受け止めていらしゃいました。)
僕のお気に入りは5番のブルゴーニュでした。造り手さんの優しさに飲みはじめから包まれるような、その優しさがベリーの香りとなり、味は全てのバランスが良い優等生ぶりを発揮し飲み進むうちにそれはとても愉快で楽しい気分へ変化し、まるで畑に葡萄が熟した時期にこの畑をうきうきとスキップしながら通りぬけるような気分となりました。
皆さんはいかがでしたでしょうか?感想お待ちしています。
それでは次回スペイン各地のワインです。
お楽しみに。