5月に行ってきたフランス旅行記は、旅行5日目になります。12日間の旅行だったのでもうすぐ折り返しです

今日もボリュームたっぷりにお届けします

サヴィニ―・レ・ボーヌのシャンボンさんのホテルには連泊。前日の”
黄金の丘 自転車 feel the terroirの旅”に続き、この日は、”
現地試飲day”です。ムルソー村まで足をのばします。
まずは朝食は、ボーヌ市内の、

地元の人しかいないような雰囲気のいいカフェで、

朝食を。おいしいクロワッサンとタルティーヌ(フランスパンを縦に二つに切ってバターとジャムで食べます)でフランスに来ているなあと実感


ボーヌでも大手のネゴシアン、ボーヌ駅近くの
ブシャール・ペール・エ・フィス社に到着。
こちらの見学は要予約となっていますが、我々はだいたい「行き当たりばったり派」なのでアポイントなしで訪問。
本来は決められた時間か、まとまった人数でないと見学できないそうですが、「私なら今、時間がとれますよ」と快く見学を引き受けてくれました

英語がいいですか?フランス語?と聞いてくださいます。

案内を引き受けてくれた、ボーヌ生まれのサンドラさん。ブシャール社の説明を受けます。

こちらの建物は創業者のファミリーが購入し、社屋とカーヴとして使われ始めたのは1800年代の初め。元々はフランス国王が15世紀に造った「シャトー・ド・ボーヌ」という要塞だったそうです。15世紀のこの要塞の中には、現在350万本のワインが眠っています。

あれ、ここは沖縄?と思うくらい石灰石の風景が似ています。

階段を下りて温度管理された地下のセラーに向かうと、そこは、湿度75%、気温15℃。一番古いワインは1846年のムルソー・シャルム。1865年のモンラッシェは4ケースも残っているそうです。熟成の研究用らしく購入は不可能だそうです。

膨大なワインのストックが出荷の日を待っています。

カーブは奥へ 奥へと続いています。

どれだけの年月を重ねてきたのでしょうか。ワインの素敵な魅力の一つです


「向こうに見えるのは昔、要塞の監視の為に建てられた塔ですよ。」と説明を受けているところです。

敷地内にあるパリに住んでいるブシャール社オーナーの別荘。一階は迎賓館として使用されているそうです。

見学が終わると試飲タイムです。試飲は赤、白合わせて6種類、白は特級
コルトンシャルルマ―ニュや、赤ではフラッグシップ的な存在、ブシャール社のモノポール(単独所有)、ボーヌ の銘醸畑、グレーヴの中でも特によい区画である「
ランファン・ジェズュ」。「幼子イエスの畑」という意味の一級ワインも試飲出来ました

サンドラさん、丁寧な説明をありがとー

ブシャール社のワインは、広大な畑から生み出されそれぞれの産地が魅力的です。当店でもラインナップに力を入れ、

ハーフサイズも含めて取り揃えました

お値段は、

こんな感じです。赤い果実のチャーミングで魅力的な味わいを堪能してくださいね
ブシャルペール社キャンペーンは終了しました
さて試飲を終え、ボーヌ駅からムルソー駅へ向かいます


ムルソー駅に到着。偉大な駅名ですが、駅員さんがいない無人駅でひっそりとしています。線路を渡って向こう側へ。フランスでは線路を横切るときもあります。

なのでこんなアングルの写真も撮れます。駅から村へ向かいます。

雨大丈夫かなあ。⇒何とかムルソー村は大丈夫でした。


ムルソーの偉大な造り手の邸宅が次から次と出てきます。見ているだけでワクワクします。

ムルソーの畑も見えてきました。

村の中心に到着。

きれいです。

小川まで流れていて、こんなきれいな村だったんだーと、来てみて実感。

村から黄金の丘まではまだ距離がありそうです。

道看板で、プチット リュでもお馴染みの造り手、カイヨさんの文字を発見

地元の人に道を尋ねながら、

到着。またまた突撃訪問。
事務所で、「カイヨさんに会えますか?」と聞いてみるとスタッフの女性が「今は畑で13時には帰ってくるわよ。」と教えてくれたので

一度村の中心に戻り、ランチタイムにしました。

ムルソー村の真ん中にあるビストロで。グラスでムルソーが楽しめます


ムルソー・ルージュもあったので注文。力強いです

白ワインなので今回はお魚料理を。

マスのブールブランソースに、

鱈のソースアメリケーヌ。
ワインとのマリアージュもすこぶる良いです

お腹いっぱいで、もう一度カイヨさんのお宅へ。

じゃーん。ミシェルカイヨさん(写真手前)に会えました

自己紹介をして、当店でも大人気ですよと伝えるとにこっと笑顔で答えて、
「ワイン試飲していったら。」と言ってくれました。
というわけで、ドメーヌのスタッフの方が案内してくれました。

扉の向こうは、

発酵タンクがずらり。

地下のカーヴには、

樽がいっぱい

カイヨさんのワインの樽の香りが個人的には大好きで、その樽の前にいて樽の香りが体中を包んでくれます。ああ〜幸せ

⇒ワイン好きですみません。

ちょうどワインの出荷作業中。

どうやらリュクセンブルクのレストランが買ったようです。「パレット買い」ですね


プチット リュもパレット買いできる日を目指して

さて試飲開始です。
白ワイン
ブルゴーニュ・アリゴテ ’08から始まり、
ブルゴーニュブラン ’08、
サントネー’07、
ムルソー ’08、
ムルソー バール デソス ’09、

当店でも輸入元キャンペーンの時に登場する
ムルソー リムーザン’08に、

一級
ピュリニーモンラッシュ レ フォラティエール ’08、そして赤ワインへ。

一級
ボーヌ レ アヴォ―’06に始まり、
ポマール’06、一級
ヴォルネイ クロ デ シェーヌ ’06、そして、


一級
ポマール エプノ ’08と、

11種類ものワインを、なんと

ポンポンと抜栓して頂き、恐縮しながらもガッチリとテイスティングさせてもらいました。
それぞれのワインのキャラクターの説明はノートに書き留めましたが、とても参考になりました。今後のプチット リュに活かせそうです。お料理のマリアージュの質問もいっぱいしていると、

お料理とワインのテイスティングのヒントになるカードをプレゼントしてもらいました。何から何までありがとうございます。

そんなミシェルカイヨさんのワインで当店で常にリストアップしているのは、
モンテリー、ヴィンテージはミラクルイヤー 2005年です。ボトルで5200円となっています。
オススメお料理はコック・オー・ヴァンとお聞きしたので、

プチット リュでは、やんばる若鶏 骨付きぶつ切り肉のコック・オー・ヴァン(赤ワイン煮込み)と一緒にお楽しみくださいね。
試飲をいっぱいして、ホテルに帰るころには、

辺りが薄暗くなっていました・・・・。この暗い中のぶどう畑がなんともいえず好きです。ずっと眺めていたいぐらいです。
次回は、ホテルオーナー、シャンボンさんお勧めのボーヌ市内のビストロでのディナーの様子です。お楽しみにー