皆さんよくご存知の”シャブリ”や”キャンティ” これらがワインの産地の名前と言われるとちょっと意外と思われるかもしれません。シャブリは、フランスはブルゴーニュの北部エリアのシャブリ地方、そしてキャンティはイタリアはトスカーナ州のキャンティ地方といずれも地名です。これらの国では、それらの名称をラベルに貼るには、その地方で収穫されたぶどうを使用してワインを造るということが国の法律で決まっています。その土地でその土地固有のぶどうを使用してワイン造りが基本となっています。
さて最近成長著しい日本のワインはどうかと言いますと、スーパーでよく見かける”国産ワイン” そのほとんどが外国からの輸入果汁を使用してワインが作られています。国産ワインと名乗れど、日本で育てられたぶどうでワインが造られていないということです。
酒税法はあれどヨーロッパのような厳格なワイン法が整備されていないのが日本ワインの課題だと思います。
いま日本の各産地で、ほんとうにおいしいワインが出来ています。
日本ワインを取り巻く環境をさらに充実させ、”シャブリ”や”キャンティ”のように、世界で、“ヤマナシ”“ホッカイドウ”の名前が当たり前の時代になる事を切に願います!!
写真はちょっと遠目ですが、”ロマネ・コンティ”のぶどう ちなみにロマネコンティは地方名のさらに上位に評価される、畑の名前となります
