おはようございます!
今朝より相方が風邪でダウンしてしまいましたので、本日臨時休業とさせて頂きます。明日以降も体調を見て判断したいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
街中でもそうですが、こじんまりとした当店でも先週は風邪が大流行りしていたので心配していたのですが現実のものとなりました。レストランのサービスの人が予防のためにマスクをするのはあまり見かけたことはありませんが、プチット リュでは導入したほうが良いのかなあと考えているところです・・・・・。
とにかく体をゆっくりと休めて回復を待ちます。師匠が食事会の続きを書いて下さったので休みの間は、こちらでプチット リュの味をお楽しみ下さい。それでは
プチット・リュ食事会 2015年 その4リストになかったメニュー 温前菜・赤イカのソテー ブルゴーニュソース
〒900-0014 沖縄県 那覇市 松尾 2-10-20
TEL:098-863-0716
プチット リュ(那覇・公設市場)
![a0117421_23525524[1].jpg](http://petiteruenaha.sakura.ne.jp/sblo_files/petiterue/image/a0117421_235255245B15D-thumbnail2.jpg)
温前菜《赤イカのソテー・ブルゴーニュソース》このお料理は、
当初ご提案いただいたメニューにはなく、
当日、質の良い赤イカが入ったから…と
急遽追加下さった。
ソースの風味は?ソテーの具合は?
分からないまま、サービスする事になった。
ワインは、先ほどのアリゴテに加えて、
シャルドネ=コート・ド・ニュィ ヴィラージュを用意している。しっかり主張のあるワインと、どのようなマリアージュを見せてくれるだろう。
![a0117421_13270857[1].jpg](http://petiteruenaha.sakura.ne.jp/sblo_files/petiterue/image/a0117421_132708575B15D-f071a-thumbnail2.jpg)
ブルゴーニュ アリゴテ ドメーヌ ペロ ミノ 2008
![a0117421_23561067[1].jpg](http://petiteruenaha.sakura.ne.jp/sblo_files/petiterue/image/a0117421_235610675B15D-thumbnail2.jpg)
コート ド ニュイ ヴィラージュ ブラン ドメーヌ フォルネロール
イカの素材感が前に出たり、ソースがスパイシーならば
ジャンボンペルシェに対応させたアリゴテ(左)で受け止められる。
一方、イカを芳醇なバターでソテーし、ソースがクリーミーならば、
コート・ド・ニュイ ヴィラージュ(右)の方が合うだろう。
本来なら、前もって試した後に、お客様に出すのが筋だが、
食事会というスタンスならば、合わなければ、それはそれで話のネタにできるし、
自分自身もどんな結果が出るか?を体験してみたい。
ということで、2つのワインを合わる事になった。その結果は…
ソースが優しく、イカの活きが良く、ソテーのバター風味が際立ち、
シャルドネの持つ、バター、ナッツ、そしてまったり感と
面白い程に調和した。
一般的にイカのソテーといえば、アリゴテの方が合うかも知れない。
また、並の活きなら、主張あるシャルドネとはぶつかるかもしれない。
しかし、新屋シェフが厳選した沖縄の赤イカで作ったソテーは、
コート・ド・ニュィ ヴィラージュの白Dm.ディディエ・フォルネロール(右)と
見事なマリアージュを披露してくれた。
イカだから、とか、ソテーだから…とかいったセオリーは、
調理のウデや、素材の良否、そして何より素材の美味しさとワインを繋ぎ合わせるソースのニュアンスを整える感性によって、簡単に変わってしまうと実感できた。
また、ワインの現物に接しないと、本当の風味を把握するのが
難しくなってきている。
これまで提唱されていたマリアージュは、適度に正しくはあるが、
それにしがみついていては、本物の横を通り過ぎてしまう可能性がある。
より現物に接し、本当のマリアージュを追求できるよう、研鑽が必要だと実感。
to be continued…
posted by プチット リュ at 08:05|
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ワイン会