
沖縄は沖縄でどうも例年より最高気温が高い日が多く湿度も高く暑い日が続いています

体力的にも”夏バテ気味”の季節でしょうか。こんな季節にお勧めのスープを今日はご紹介したいと思います

そのスープは、"Soupe de poisson” スープ・ド・ポワソン

南仏のビストロの定番料理で、魚介のアラのスープです。。具材は入っていませんが、魚介の旨みがギュッと詰まった非常に濃厚なスープです。魚の身や伊勢海老など具が入るとマルセイユの郷土料理”ブイヤベース”となります
![deco49f29424807975B15D-1ba16-thumbnail2[1].gif](http://petiteruenaha.sakura.ne.jp/sblo_files/petiterue/image/deco49f29424807975B15D-1ba16-thumbnail25B15D-b7191-thumbnail2.gif)
先日バカンス中のフランス人がご来店になりました。その方は海の邦コルシカ島から来られたので早速コルシカ流の”スープ・ド・ポワソン”の作り方を聞いたところ3点ほどなるほど〜

ところで、ブイヤベースの本拠地マルセイユではブイヤベース憲章なるものがあり、ブイヤベースを作る時の規則があり、その一つが近海の岩礁で獲れた4種類以上の魚を使うというものです。それにならい沖縄近海の魚4種類を使ってみました。
しかも、プチット リュらしく沖縄食材100%で作るところにこだわり試作を重ねました

イラブチャー、アカマチ、シチューマチ、グルクンのアラと身です

素材集めからテンションが上がります

南仏のアニス風味のリキュール”パスティス”やサフラン、そして夏バテ予防になりそうなフレッシュトマト、にんにくなどもたっぷり煮込み、エキスを抽出。さらにそれらのエキスを、
ゴリゴリと”ムーラン”と呼ばれる調理器具で裏ごしします。魚の身から&骨から&野菜から、いろんな栄養が、
スープに溶け出しています


沖縄の魚介類で作っているので、
"Soupe de poisson à la Okinawa"とでもいいましょうか。器も含めて

豊かな味わいとなっています。ちょっと消耗しがちな暑い季節に是非!!


あと今週、食材では
南城市のレモンや(塩レモンにしていろいろな料理に展開しますね)、
ドラゴンフルーツのつぼみなども仕入れてきました

ちなみに道端で見かけたドラゴンフルーツの花は、
こんな感じです

面白い食材ですよね〜
こんな食材を使って、フランス料理を作れるなんて幸せです

では今週は連休もありパタパタしそうです。明日から営業、今週もよろしくお願いします
