
さて昨日の当選品、早速ワインのマリアージュを考え、楽しみました

家で石垣牛を食べるのは初でした

用意したワインは、
イタリアのバルベーラ、フランス、ジュヴレシャンベルタン、南仏のカベルネ&メルローでした

石垣牛は育てる環境、生育期間のこだわり等、その良さから、脂身が多すぎず、さっぱりとしていながら甘みののある味わいと書かれていたので、ワインはこの3つを選んでみました

結果はバルベーラは少しクールなマリアージュとなり、お肉とワインがよそよそしい感じ、果実味やアルコールが力強いカベルネ&メルローは例えるなら柔道で気付かずに一本投げを受けた様な感じで、ワインの風味がお肉と寄り添わず一気に駆け抜けていきました

最後に期待をしていたジュヴレは想像以上のマリアージュとなりました。明るい果実味ながら骨格のしっかりとしたピノノワール。酸とミネラルのバランスもこなれたヴィンテージは2015。タンニンもしっかりと含み、村名クラスならでは柔らかさが石垣牛とバッチリの組み合わせ。
お肉を食べてワインを口に含むと、和牛香、その旨味と甘みが口いっぱいに広がり、というか爆発レベルですね

ジュヴレの余韻の長さが時間とともに石垣牛の旨味に変化をもたらし、贅沢な時間は続きます。お肉は赤身でサシは見る限り少なめなのに、豚肉のような甘さがワインによって引き出されるので今まで経験したことのないようなマリアージュでした。これが石垣牛の魅力なのでしょうか。
この甘さと風味を生かすにはブルゴーニュのピノノワール、しかも今回選んだ村名ジュヴレがバッチリだったと自画自賛します

石垣牛の魅力に触れることができたのでお店でもスペシャルな期間には登場させたいと思いました

番外編ですが、6月の”あちこーこー豆腐”の販売基準の改正以来、我が家ではあちこーこー豆腐ブームが起きておりまして、いろいろなあちこーこー豆腐を試しております

この豆腐の良さは、大豆の風味の良さとチャンプルーを想定しているのか、しっかりとお箸でつかめる硬さが気に入っています。固さは木綿豆腐くらいですが、木綿豆腐より、ほど良く滑らかなのに中身がギュッと詰まっています。

昨日は糸満のこちらの銘柄でしたが、
これがまた風味良く、ジュヴレとも好相性でこの日のあちこーこー豆腐はワインを口に含むと品の良いジャケットを身に纏い、さわやかな好青年って感じのマリアージュを楽しめました
