おはようございます

昨日は、今が収穫の最盛期を迎えている
ナーベラーを使ったレシピをご紹介しました

揃えやすい材料で作りやすいレシピとなっていますので、ぜひ作ってみてください
Vol.64 ”ナーべラーと鶏むね肉のエチュベ”
étuvée・エチュベはフランス料理で加熱するときの用語で、基本的には出汁やスープを加えず素材の水分で蒸し煮をするよう料理法を指します。
水分を含んだ野菜をベースにするのですが、水分たっぷりのナーベラーは今回のお料理ではうってつけの島野菜だと思います

(材料)
ナーベラー 1本(250g)
アサリ 200g
鶏むね肉 1枚 200g
玉ねぎ 100g
ミニトマト 8個
酒 大さじ 2
粒マスタード 大さじ 1
サラダ油 適量
小麦粉 少々
塩 少々
(鶏むね肉をあらかじめマリネしておくもの)
水 20cc
塩 2g
砂糖 2g
(作り方)
ナーベラは皮をむき輪切りにしておく。アサリは事前に塩抜きをして使用前によく洗う。
鶏むね肉は上記のマリネ液をビニール袋に入れ揉みこんでおく。(鶏むね肉の保水効果を高めむね肉の出来上がりのパサパサ感を防いでくれます。)
焼く10分前までには行い、鶏むね肉を常温にしておく。(火の入りを良くするためです。)
玉ねぎはスライスにしてトマトはヘタを取っておく。
大きなフライパンを用意して、中火にして素材を順番に入れていきます。鶏むね肉は小麦粉を全体にふる。(マリネと小麦粉をまぶすことによってしっとりとした仕上がりになります)
鶏むね肉は皮を下に、玉ねぎ、ミニトマト、ナーベラー、そしてアサリを入れて酒をアサリに振りかける。アサリが開いてきたら別に用意した皿にアサリを移していく。ずっと入れているとアサリの身が縮んでいくのでそれを防ぎます。
その後、鶏むね肉を裏返し、ナーベラーの上に乗せ、野菜全体に塩を振り、粒マスタードを入れ、フライパンに蓋をして中火で7分加熱します。
加熱が終わると中まで火が通っているか竹串で確認します。中から赤ではなく透明の汁が出れば火が通っています。
最後に取り除いていたアサリをフライパンに戻し、少し温めたら、鶏むね肉を取り出し一口大にそぎ切りをして、すべてをお皿に盛りつけて完成です

切ってみてまだ火が通っていなかったら、フライパンに戻し両面を加熱してください。ここまで来ているとアッという間に火が通ります


<使用した器は”横田屋窯”さんです>
今回の料理のポイントはナーベラーの持っている水分”
ドゥージル”で蒸す役割を担い、そこにトマトやアサリのうまみを加えていき、味わいを豊かにするところがポイントとなっています。
夏で疲れた体にいろいろな栄養をたっぷりと吸収できるレシピかと思います

エチュベは旬の野菜で応用できますので、色々な島野菜で試してみるのも楽しいかと思います