
台風2号だんだん近づいてきましたね。どうも金曜日くらいが本島に影響が一番出そうですがあまり大きな被害が出ないことを願います。
旅行記、今晩は霧島市編です。この日も全く土地勘が無い霧島市を訪れる予定をしていて、行動の手掛かりとしたのは愛用、愛飲していたもの、そして老舗旅館でゆっくり温泉に浸かるということでした。
まず向かった先は、”坂元のくろず”

テレビショッピングで何度も繰り返し流れる映像のようですが実際見てみると圧巻の景色でした。そして行ってみて感じたことはそれは見せかけのものではなくリアルな醗酵の風景だったということです。

エンジンをかけてポンプで醗酵が終わった酢をここから瓶詰をする工場に運ぶスタッフの方。壺内醗酵というのでしょうか、春夏秋冬、真夏の直射日光の下でも醗酵を続けるお酢には脈々と引き継がれた人間の知恵と努力が込められているのだなあと思いました。

感心して見ていると今まで上がっていなかった噴煙が。黒酢のスタッフの方に質問すると特に慌てる様子もなく、風向きは海から陸地に向けて吹くことが多いのですよと説明をしてくれるので、びくびくしていた我々ととても温度差を感じました。ローカルニュースを見ていると、”今朝は良いお天気ですね。でもコーハイがねえ〜”と世間話をされていたアナウンサーの言葉が、火山の噴火が日常に溶け込んでいるのだなあと再認識する次第でした。ちなみに降灰はコ―バイではなくコーハイと発音するらしいですね。
坂元のくろずの併設するレストランで昼食を取り、

お酢にこだわったお料理を楽しめました。
売店では、

色々なテイストを試食出来ました。中でもオリゴ糖入りのお酢を牛乳で割るとのむヨーグルトの味になったのは驚かされました。
黒酢の伝統的な作り方は機械的なものではなく、マンパワーで作られているということが実際行ってみてわかりました。
続いて、個人的に愛飲していた芋焼酎、”明るい農村”を造っている霧島町蒸留所へ
訪れた日は沖縄と一緒くらい気温が高いも関わらず、駐車場に着くなりスタッフの方が飛び出して迎えてくれるほど熱心な酒蔵でした。

醸造酢スタッフの立野さんにこだわりを説明してもらいました。石碑の前で今日は天気が良くまさに明るい農村です!っと元気いっぱいに説明が始まったのがとても印象的でした。

手前が焼酎でも使われる米を栽培している水田で向こうの川が夏になると鮎が釣れるというほどの清流。しかもその川はいつも見る川より碧かったです。立野さんの説明によると温泉水が流れ込んでいるのですよと。この時は軽く聞き流していたのですが後にさらにそれを強く実感することとなりました。
お水に限っては、こちらの蒸留所ではこんなきれいな川の水を使うのではなく、地下水を汲み上げているということで、鹿児島市内の温泉で感じた地中深くからの大地の恵みをここでも感じることが出来ました。

こちらも甕で安定の醸造。
沖縄の酒販店で何気なく買っていた焼酎がこういう風景で造られていたと分かるとおいしさが増しました。

霧島連山を前方に見ながら峠の茶屋でで飲んだカフェラテ。西郷どんは言うまでもなく、坂本龍馬は新婚旅行で鹿児島を訪れてゆかりがあるそうです。泡の加減でちょっと下膨れしていました。
続いて向かった先は霧島神宮
霧島杉の古木がより厳粛な空気を生み出していました。

おみくじはなんと、大吉!!
大いなる希望に目覚める時。
何にかを始めるに最適。
欲なければ人間関係も丸く、
すべての条件に恵まれる。
心身の充実を図ってよし。
ありがとうございます。特に野望はありませんが、3年くらいは新たにおみくじを引かないようにします。
時間の余裕が出来たので周辺の観光名所”霧島神水峡”を散策。

先ほど焼酎の立野さんが説明してくれた、温泉水が川に流れ込んで青色をしているんすよということを再認識しました。沖縄の海の碧さに感動してましたが川の碧さで今回は感動しました。


森林浴、肺の中まで綺麗になりそうです。
ダウンロードは🎥こちら
動画は霧島神宮入口の湧き出る温泉の風景。
温泉の素でしか入ったことが無かった霧島温泉。近づくにつれて山から

湯気が出ています。そしてあからさまに硫黄の香り。かなり強めです。

老舗の旅館で部屋食で宴会。麻衣子さんの姿はNGですが、そうこんな旅行がしたかったんです。
次回は、温泉に加えて水の清らかさ、指宿編です。
つづく