プチット リュの参考になるようなビストロにいってみたい!と伝えると、お勧めしてもらったのは、夫婦が経営している、ビオロジック(オーガニックの事です)・レストラン。”ル・コントワール・デ・トントン”
シャンボンさんが立派なタクシーを手配してくれて、ボーヌ市内のお店へ。
車内は、コンテンポラリーなジャズがかかっていて、「おしゃれですね」と運転手さんとおしゃべり。
「2年前にタクシーの運転手として独立したから、昨年は一日も休みをとらなかったよ。僕はボーヌ生まれだけど、祖父の故郷のモロッコへ、今年こそはバカンスを取って訪ねてみたいんだ。」と話をしてくれました。
そうこうしているうちに、立派なタクシーはお店に到着。
店内のお客さんやお店の人からの、誰が下りてくるのだろう?という視線を感じながら

セレブな感じで到着したのは、ジャーン! 我々。普通の日本人でしたー

お店のメニューには、日本の雑誌「料理王国」で2011年11月号に紹介された記事が貼ってあり、このビストロがどんな感じなのか分かりました。
お料理はマダムが、サービスをご主人が担当し、ワインからお料理の素材まで作り手さんにこだわったビストロです。メニュー表の野菜からお肉まで生産者の名前が書かれていて、素材へのこだわりが伝わってきます。
ワインは、昨日その畑の様子に感動したので、
ドメール・アルローの
クロ・ド・ラ・ロッシュ 2005

赤紫の果実に、柔らかいタッチ、複雑で緻密な味わいの構成ながらもどこか気軽で馴染みやすい、自然派な赤ワインです。しみじみ〜

マダムが作るお料理は、繊細なおいしさで特に香りという点で衝撃的で勉強になりました

白アスパラガスとフォアグラのブイヨン仕立て。ハーブのお花が飾ってあります。
シャキシャキした白アスパラの食感とブイヨンの旨みに、フォアグラが熱で少し溶けてソースのように口にひろがります。
イベリコ豚の生ハムのラビオリ仕立てに、メインディッシュは、
仔牛のハーブとスパイスを使った煮込み料理と、
ブルゴーニュ牛のフィレステーキ。
見事な火入れのロゼ色です

デザートは、ブルゴーニュ・ディジョンの郷土菓子パンデピスをアレンジしたもの。
しっかりいただき、楽しい楽しいブルゴーニュの夜は更けていきます。
ブルゴーニュ、フランスで一番大好きな場所であることの再確認の滞在となりました

さてブルゴーニュを出発する朝。朝食はホテル内で。
セレブなホテルの朝食は豪華で、
パンやヨーグルトもいっぱい並べられ、
生ハムや、濃厚なリエットまで

そしてそして
クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブラン・ブランまで、用意されています。
朝からスパークリングワインが用意されていたのは、ドイツのバーデンバーデン以来です。
はあ〜このまま またぐっすり眠りたい‥ 出かけたくなくなります。
出発前にシャンボンファミリーと記念撮影。
僕たちと同い年のムッシュ・シャンボン。いつも温かいホスピタリティーで出迎えてくれ快適な時間を過ごさせてくれる気さくな紳士です。
またお会いできる日を楽しみに、仕事を頑張ります

お部屋からのブルゴーニュのぶどう畑も見納めです。
シャンボンさんがボーヌ駅まで送ってくれました。
駅に行くまでに、娘さんのテニススクールを経由していきましたが、森の中のようなグリーンに囲まれたスポーツ施設。贅沢でした。
途中、白馬がこちらをみていました。ご飯中かな。きれいな車窓を眺めながらボーヌ駅に到着。
”エルミタージュ・コルトン”ブルゴーニュでお部屋もレストランもクオリティーの高いお勧めのホテルです

<音声が出ます

http://www.ermitagecorton.com/fr