2015年08月22日

さあブログ復活の投稿です手(チョキ)

お店の食器を沖縄の器”やちむん”に全面的にリニューアルし早くも半年ですダッシュ(走り出すさま)

古陶のお披露目会からのご縁ですっかりその魅力にはまり、

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その時知り合った陶工家の親方達を訪ね、集めた、

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やちむんの数々ぴかぴか(新しい)

9月・10月号のJTA機内誌logo_jta[1].gif

特集が”やちむん”で、仲里 香織さんの器に盛り付けた当店のデザート”ヌガーグラッセ”が紹介されますぴかぴか(新しい)

また、ホテルやレンタカー会社に置かれているフリーペーパー”リッカドッカ”、

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では、盛り付けに凝った

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お料理も近々紹介されますsoon

器を変えたことはお客様に好評で思ってもみないほどの反響もあります。やちむん、特に人の手で作られたものは大きさが少しずつ違ったり、窯に入れて焼き上げられた表情が少しずつ違うのが魅力的ですぴかぴか(新しい)

同じお料理を同じように盛り付けてもその時々で表情が変わるのが不思議で、それがうまくいかなかったり、思いもかけず会心の一皿になったり、器との調和には発見が多いですひらめき

不思議なんです。今使っているやちむんの数々には陶工家さんの気が宿っているのか、その優しい気持ちがお料理に乗り移ったり、だからこそ、この器に負けない味であったり盛り付けであったりものすごく考えるようになりました。まだまだ発展途上中ですが、プチット リュのお料理もこれからもどんどん変化していくと思っています。

ワインとお料理のハーモニーは”マリアージュ”とフランス語でしばしば表現されますが、今目の前に広がっている”器とお料理”のマリアージュは、どこにも答えはなく、自分でその答えを出していくしかないなあと感じています。

このマリアージュへのチャレンジが皆様の心に届き始めた時にはどんな景色が見えてくるのか、益々楽しみでするんるん

posted by プチット リュ at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球王朝復刻陶器

2015年06月18日

”陶藝玉城”作陶展 in 糸満☆

沖縄自然紀行の次は沖縄の器”やちむん”の話題ぴかぴか(新しい)

大宜味村の登り窯の陶工家さん、玉城 望さん、若子さんご夫妻の作陶展が糸満の一軒家のギャラリーで今月の28日まで開催されていますぴかぴか(新しい)

一軒家のギャラリースペース。お庭も含めていろいろな場所にやちむんが展示されているので、器がさらに表情豊かに感じられましたわーい(嬉しい顔)

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畳の部屋には使い勝手の良さそうな器が、

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お庭には、玉城さんの力強い大皿がぴかぴか(新しい) 器には、波をイメージした手描きのダイナミックな模様が施されています。玉城さんの説明によると向こうに見えるガジュマルを沖縄の島にイメージし、その周りに据えられた大皿は海の波を表しているのだそうです。奥が深〜いexclamation×2

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厨子甕もとてもアーティスティックに展示されていますぴかぴか(新しい)

玉城さんをはじめ、プチット リュで”やちむん”を使うきっかけとなった、古陶の、

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お披露目会。この時の様子は最近、雑誌”Casa BRUTUS”のネット版でも紹介されていました⇒http://casabrutus.com/design/7984
(玉城さんご夫妻は3ページ目で紹介されていますぴかぴか(新しい)

お披露目会は2月に行われたのですが、プチット リュの”やちむん化計画”はそのときお会い出来た陶工家さんを中心に進めることが出来ました手(チョキ)

そのうちの一人玉城さんには、先月の大宜味の共同登り窯の初釜で、プチット リュの雰囲気に合いそうな角皿も作って頂くという光栄なこともありましたぴかぴか(新しい)

今発売中の雑誌”OZ”の取材の時には玉城さんのその器も使用しました。きれいに器が掲載されていたので早速展示会に持っていき玉城さんにプレゼントしたところ、

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器の横に一緒に展示してくれましたぴかぴか(新しい)

ひゃ〜るんるん 
これからも’やちむんフレンチ’deco49f2942480797[1].gifをプチット リュらしく表現していこうと強く思いましたグッド(上向き矢印)

玉城さんの展示会の場所は那覇から行くと、ひめゆりの塔を過ぎて500m位行ったところで左折するのですが、目印が小さいのでゆっくりと走ってその曲がるポイントを見つけて下さい目

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玉城 望・若子 作陶展 2015/6月13(土)〜6月28(日)
場所 キャンプタルガニ― アーティスティックファーム
沖縄県糸満市米須 304
【平日】12:00〜18:00 【土日】10:30〜18:00

やちむんの魅力が再発見できる素敵な作陶展です。是非その素敵な空間を体験してくださいぴかぴか(新しい)

posted by プチット リュ at 08:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球王朝復刻陶器

2015年05月03日

やちむん×プチット リュ

5月6日水曜日までGW期間中は”フレンチデリ”&”ビストロ”休まず営業していますexclamation×2

”やちむん”
沖縄では、焼物のことを「やちむん」と呼び、泡盛の容器や食器、シーサーなど全般を意味します。

先日のプチット リュでのやちむんの古陶の復刻お披露目のイベントで初めてやちむんと、

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向き合って以来すっかりこの”やちむん”にはまりお店の器も洋食器から一気に”やちむん”へと移行しましたぴかぴか(新しい)

取り皿のオーダーメイドをお願いしていた松田 米司さんから完成の連絡が入ったので昨日の営業前読谷の北窯に早速受け取りに行ってきましたるんるん

北窯は12日に窯入れがあるので、

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これから焼き上げる器が所狭しと並んでいました。写真は外の風景ですが、こちらの工房の床が土な感じはいつ行っても落ち着きまするんるん

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古陶お披露目パーティーの時にお越し頂いたご縁で今回器の依頼をお願いしたのですが、実際米司さんに当店のテーブルの大きさや店内の雰囲気、食事もして頂いたうえでイメージして頂いて作って頂いた器は35枚ぴかぴか(新しい)

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何とも言えない優しいタッチの仕上がりでお店にピッタリの取り皿がここに完成しましたぴかぴか(新しい)

店内の雰囲気も、

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随分変わりましたNEW

米司さんのお人柄は、読谷村が発行する”やちむん”の冊子からも分かります。読谷のやちむんの里には63もの窯元があるのですが、週2回のランチはお弟子さんが食事を作り、自分たちで作った、

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やちむんで定期的に一緒にこのように食卓を囲むのは米司さんの工房だけになってきたそうです(”旅とやちむん” 発行 読谷村役場 p28,29)

「たわいもない会話ですが、モノ作りの現場はコミュニケーションが大切。料理が苦手な子もいれば、食べるのが遅い子もいます。人に合わせていくことはストレスがたまるかもしれませんが、共同作業の場では、お互いを知ってバランスを見ながら、共有していくことが大切です」とこの本でも紹介されていますが、米司さんの器と食に向き合う姿勢にはいつも素敵だなあと感動することばかりですぴかぴか(新しい)

心を込めて作られた焼き物には魂が宿るのも実感しています。お料理を盛り付けた時に温かみがそのお皿からにじみ出てくるのは使ってみて分かったことです。昨日の取り皿に加え、米司さんの、

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丸湯呑はスープカップに、奮発して買い集めた復刻古陶の、DSCF0232.JPGDSCF0234.JPG

数々、そして偶然にもタイミング良く古陶でこれまた出会えた玉城さんに大宜味の初窯でプチット リュオリジナルで焼き上げて頂いた、

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やちむん、

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そして今帰仁の仲里香織さんの工房からもタイミング良く焼きあがった四角皿。

念ずれば通じる!

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ちょうど仲里さんに四角の大皿を依頼しようと思っていたら仲里さんも新しい取り組みで作られた大皿がなんと・なんとですよ・プチット リュのお皿22センチと全く同じだったのは鳥肌が立ちました。復刻イベントの時は古陶ばかりで仲里さんは当店のお皿の大きさをご存知ないはずなのに。不思議ですよねexclamation×2


プチット リュやちむん計画は取り皿の完成でひとまず完成しました!(あれもこれも欲しくなってじわじわと増えていくのは目に見えていますが・・・・あせあせ(飛び散る汗)

’お魚料理を’と一昨日雑誌の取材があったのですが、もちろん、

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やちむんで盛り付けました手(チョキ)

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お披露目イベントの8名の陶工家さんのやちむんを中心にお店ではこれからもずっと使い続けていきますぴかぴか(新しい)

そうexclamation これらの方々のやちむんは桜坂劇場2階の”ふくら舎”さんが取り扱いが多いので是非手に取って器の温もりを感じられてみてはいかがでしょうかわーい(嬉しい顔)

posted by プチット リュ at 07:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球王朝復刻陶器

2015年04月16日

琉球王朝復刻陶器が今月号の”Casa BRUTUS”で2ページにわたり紹介されています!!

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アメリカンな表紙の”Casa BRUTUS5月号”の136&137ページで琉球王朝復刻陶器が8名の陶工家さんの作品と共に紹介されていますぴかぴか(新しい)

見覚えのある器ばかりで不思議な感じですわーい(嬉しい顔)

今回の復刻陶器お披露目パーティーは2月の終わりにプチットリュで開催されました。
プレッシャーからなのか、お披露目までに冗談ではなく2度悪夢にうなされましたあせあせ(飛び散る汗)

1度目は中江監督が「現段階で出来た器を持ってきましたよ」とお越し下さった時です。

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「これでいろいろとお料理のイメージが出来たら良いね」とおっしゃっていたのですが、器が持っているパワーなのか、先人の、それともこれらを作った8名の陶工家さんの魂がこもっているからなのか。。
監督と一緒に陶器を見ていても圧倒されるばかりでその時は端から端まで写真におさめるのがせいいっぱいでした。その夜は、なぜかフランスの厨房で大失敗の連続の悪夢で目が覚めましたがく〜(落胆した顔)

2度目はまさにお披露目の前日です。

営業が終了する頃にあわせて、ふくら舎のスタッフの方々が夜の10時半頃に車いっぱいに器を届けてくださいました。

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コンテナ10個にびっしりと詰められた器‥。すでにきれいなものや、焼きあがった窯から直行してきたものもあり、洗い上げるのに深夜2時までかかりました。その日の夜は器が盗まれる夢を見ました。その夢がリアルでお店のシャッターが半開きでなぜか30万円盗まれた!と叫んでいる夢でした。後で分かったのですが30万円では全然及ばない陶器の数々でしたあせあせ(飛び散る汗)

そんなプレッシャーを抱えながら当日お出ししたお料理は、

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もともとの器の用途や陶工のみなさんの意図と異なる使い方をしても大丈夫ですかと、中江監督に尋ねたところ
「そのほうがおもしろいですよね!」と答えてくださったので、カラカラから伊勢えびのビスクを注いでみたり、自由に器にどう合うのだろうとワクワクしながらいつものビストロ料理とちょっとモダンなお料理両方を県産食材100%で作ってみました手(チョキ)

沖縄を代表する陶工家さん達にこれらの料理をお召し上がり頂いた経験は、かけがえのない経験となりましたぴかぴか(新しい)

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緊張するのかなあと思っていたのですが、一皿目を盛り付けた瞬間、何とも言えないワクワク感があり、あ〜お店でも使ってワクワクしたいなあと確信に変わった瞬間でした手(チョキ)

早速ですがお店のテーブルクロス、

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かわいい感じから、

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土っぽい感じに変わったのお気づきになりましたか?

ちょっとずつですが、やちむんをお店でも使い始めました。今月末には玉城望、若子さん夫妻が初窯で僕が好きな四角の大皿を焼き上げてくれるそうです。松田米司さんには取り皿を依頼しています。そしてこの琉球古陶復刻陶器は”ふくら舎”さんで少しずつ揃えていきます。

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プチット リュでの”やちむんと沖縄フレンチ”の扉は開かれましたが、果てしない道のりのスタートのような気がしていますわーい(嬉しい顔) 

器の個性や料理との相性をどんどん使いながら掴んでいきたいです。

でもなによりまずは自分達が楽しむことを大事にして進化していけたらいいなと思いまするんるん

posted by プチット リュ at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球王朝復刻陶器

2015年04月05日

直前のご案内になりましたが、

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本日日曜日14時から桜坂劇場2階”ふくら舎”にて琉球復刻古陶に取り組まれた陶芸家さんのトークショーが開催されますぴかぴか(新しい) 

入場無料で詳しくは⇒http://panafukura.ti-da.net/e7367166.html

琉球復刻古陶、今週金曜日の発売日に早速プチット リュ用で購入しました手(チョキ)

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早速アラカルト料理で使っても見ましたレストラン

ニース風サラダが、

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グルクンのグジョネットが、

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こんな感じにるんるん

楽しい〜るんるん

相方曰く「優しい風合いがお料理と合っているのと陶器の素材で温かい料理は冷めにくそうよ!」と使ってみて分かることもわーい(嬉しい顔)

今日のトークショー、お時間のある方は是非足をお運び下さいイベント

posted by プチット リュ at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球王朝復刻陶器

2015年03月24日

昨日は午前中にデリなどひと仕事を終えて、午後から本島北部の大宜味村へ車(セダン)

只今プチット リュでのお皿を沖縄のやちむんへグレードアップする計画中です。
今回は陶芸家の玉城望・若子さん夫妻のところへ。

その前に大宜味の県産食材をまずは買い出し。大宜味村のシークワサー果汁やガレット用のそば粉。
そして前回その玉城さんに紹介して頂いた大宜味の前田さんの家へ。
前田さんには無農薬で育てたたくさんの野菜と、唐木(カラキ)を頂きました。
それを使って相方が”大宜味ブランマンジェ”をあみだしました。頂いた唐木がこんなふうになったよ、と味見をしていただきたくて保冷バッグに山ほどの氷とともにバッチリ詰めて前田さんへお届けにるんるん

このブランマンジェは、すでに”ぺんぎん食堂デリ”で好評販売中ですぴかぴか(新しい)

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写真の右から2番目がそれです。(昨日の分は完売したとの連絡が入りましたのであとでお昼までには作ってまた納品しておきますね。(^-^))唐木の芳醇な香りのブランマンジェ、たくさんの方々に召し上がっていただきたいです。

その唐木は、

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こちら。一年中葉がついているそうなので、これからも安定して供給して頂けるそうですぴかぴか(新しい)

前田さんのご自宅の集落は山に囲まれていてとにかく鳥の鳴き声がすごいです。自然もいっぱいで緑が目に良さそうですわーい(嬉しい顔)

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ツツジの蜜を夢中で吸う蝶

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綺麗で可憐な花

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藍染用の藍の青々とした葉

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辺りに何とも言えない爽やかな香りを振りまいていくれるシークワサーの花

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長細いテントウムシみたいな虫も発見。

自然を満喫しながら、次は陶芸家の”玉城 望・若子”さん夫妻のもとへ車(セダン)

玉城さんの工房はナビに道も無い山奥です。今回は2回目だったので迷いながらも無事到着。

玉城さんは登り窯を持っていましたが、今回さらに共同で登り窯を管理することとなったそうです。

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新築された窯は堂々とした佇まいで昨日はタイミング良くその釜が近々初釜に向けて空焚きをするという作業をしていました。普段は見れないであろう炎の風景を見学することが出来ました。(陶器を釜で焼く時は隙間なく釜が密閉されている為です。)



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動画でも、



この本焼きの前の空焚きで釜内の水分を無くし、本焼きの時に温度がしっかりと上がるそうです。この時の温度は600度で、本焼きでは1200度まで上がるそうです。

それにしてもこの炎、とても柔らかい感じで何層にも重なり合うように、その瞬間瞬間でその表情を変え、こんなに不思議で魅力的な炎は見たことがありませんでした。この柔らかさが器にあたり、陶器が焼き上げられているのを想像すると登り窯で、例え隣り合わせで焼き上げても同じ焼き上がりにするのは不可能だと思いました。

炎の加減は人間の力が及ばないもの。「だから窯出しの時がとても楽しみなんだよ。」と玉城さんは仰っていました。

プチット リュのやちむん計画

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近々この登り窯で初窯入れが行われるそうです。初釜で焼かれた湯呑を使うと長生きするというくらい初釜の焼き物は縁起が良いそうです。登り窯が何十年、何百年も使われるうちでたったの一回だけですものね。
そんな貴重なスペースになんとプチット リュの大皿も焼き上げますよ!と玉城さんからうれしいご提案がありましたぴかぴか(新しい)

焼き上がりは来月末。

玉城夫妻には古陶のお披露目の時と⇒http://petiterue.sblo.jp/article/114606203.html

一昨日も当店にお越し下さったのですが(遠路はるばるありがとうございます!)、その時の食事、当店の雰囲気を踏まえて焼き上げて頂けるお皿はロクロを使ったもので風合い、形状もお聞きする限りでは鳥肌が立つくらい玉城さんの感性が込められていますぴかぴか(新しい)

手に入り次第お店で登場します!

取り皿は、贅沢にも

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読谷やちむんの里、北窯の”松田 米司”さんにお願いしています手(チョキ)
4月3日から桜坂劇場2階、”ふくら舎”さんで販売される「琉球古陶」もメイン皿にどんどん取り入れていきますよNEW

お料理とともに、それぞれの器の物語も味わっていただけるのではと今から楽しみにしていまするんるん

沖縄色を強めてちょっとずつリュクスに変化していくビストロ プチットリュをどうぞお楽しみに!
posted by プチット リュ at 07:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球王朝復刻陶器

2015年03月04日

土、人、陶器

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琉球王朝復刻陶器のお披露目パーティーを終え、陶工家さんの作業風景をすぐにでも見てみたいと思い、出発の日の朝にホテルを予約し、インターネットで調べた皆様のかろうじて分かった工房の住所や電話番号を頼りに昨日、一昨日の定休日に陶工家さん達を訪ねてみました車(セダン)

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8名の陶工家さんが今回のプロジェクトに参加されました。相方も焼き物の知識はほとんどなかったので、お店にご来店頂いた6名の方を訪ねることにしました。今回訪問できなかった、上江洲先生宮城先生にもまた会いに行こうと思っていますわーい(嬉しい顔)

一日目、まずは”やちむんの里”の松田 米司さんと松田 共司さんの北窯へるんるん

お兄さんの米司さんにお話をじっくりとお聞きすることができました。米司さんの工房の床は土で、土間のような囲炉裏の周りで、

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実際の器に触れながら。とても有意義な時間でした。日常に根ざした器作りにも精力的に制作されている米司さん。一番印象的だったのは、”新しい感性やアイデア、器は人との出会いなしではありえない”と説明されていた点です。

その器を使う人の立場に立っての器作り。先生の言葉に感動しました。

お話を聞く時、たまたま撮影に来られていた、浦添工業高校写真部顧問の照屋先生とも一緒にお話が出来ました。せっかくのチャンスと思い米司さんとの写真を、

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撮って頂きましたカメラ

ちなみに相方が撮った、米司さんと照屋先生の写真は、

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こんな感じです。

作業中の弟さんの共司さんにもあいさつをし、”やちむんの里”をあとにしました車(セダン)

次に向かったのは大宜味村の玉城夫妻(望さん・若子さん)の登り窯。大宜味までは順調だったのですが、ナビでたどり着いたところは何もなく、しばらく走っていると、

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携帯の電波も入らない獣道になったので、’これはまずい!’がく〜(落胆した顔)と思い58号線に戻り玉城さんに電話をし、指定されたコンビニまで迎えに来てもらうことに。玉城さんありがとうございましたあせあせ(飛び散る汗)

そして玉城さんの車についていく事15分、玉城さんの工房に到着。次回は大丈夫そうですが初めての人にはナビでも道路がないところなので難しいかもしれません。

玉城さんの工房では、登り窯の

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説明と、今回の古陶にかける思いを、

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しっかりと聞くことが出来ました。僕もとても印象的だった花形盛皿、玉城さんは何度も博物館に通ってどうやって昔の人は作ったのだろうと思いをはせながら復刻されたそうです。玉城さんの出した答えは、ろくろで上部も閉じ、それを縦に切り目を入れて花びらの形にされたそうです。なるほど〜
また奇数が縁起が良いとされるので、9つの花びらの中心部の丸い部分はひとつと考えず、盃や急須など何か別のものが据えられるのじゃないかなあとも説明されていました。お披露目の会では僕は中心にタルタルマヨネーズを入れましたが、そういった形で花びらと別個のものと考えたのは少し正解だったと思いました。

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玉城さんの工房は、ノグチゲラやヤンバルクイナもひょいひょいっと出てくるような森の中です。到着すると音の無さにびっくりしました。聴こえてくるのは風の音と鳥の鳴き声。
創作活動にも全神経を集中させることの出来る環境だと思いましたぴかぴか(新しい)

工房見学のあとは、沖縄食材に興味のある我々のために、玉城さんのご厚意で植物や野菜に詳しい別の集落のご夫妻を紹介して頂きましたぴかぴか(新しい)

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刈り取って頂いているのは沖縄の人が呼ぶ”唐木(からき)” 、シナモンの木です。こちらでの様子は番外編でまた詳しくお伝えしたいと思います。

ホテルにチェックインしたのは周りが暗くなる頃に。玉城さん本当にいろいろとありがとうございましたapani4a4c8e496de8a[1].gif

ホテルでは、鉄板焼きとレストラン

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ルフレーヴのワインでお会いした陶工家さんのお話の余韻に浸り、やんばるの夜は更けていきましたdeco4b8108b14ee17[1].gif

さあ2日目。こうなれば皆さんに絶対会って帰るぞ〜と意気込みながら、今帰仁村の、仲里 香織さんの工房へ向かいました車(セダン)

ここでもまた迷いがく〜(落胆した顔)、仲里さんの工房に電話をし、到着することが出来ました。スマートに到着したかったのですが・・・・、でも迎えてくれた仲里さんは、

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とても爽やかで、工房の”風香原”の名前通り、素敵な環境で制作されているのだなあと思いました。

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工房ではどんどんと陶器が制作されていましたぴかぴか(新しい)

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仲里さんは昔の陶工の方々の仕事ぶりに、”胸がキュンキュンするんです”と目を輝かせながら仰っていました。
自由でおおらかでかつ美しい先人の仕事に思いを寄せていらっしゃいました。

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僕も中江監督に古陶をずらっと見せて頂いたときはプレッシャーしかありませんでしたが、当日ピンチョスを刺し始めた時に今までで初めてゾクゾクっとした不思議な感情が起こりました。お皿が進みにつれ理由は分かりませんが’楽しいなあ〜!’という気持ちが止まりませんでしたるんるん

普段作る器と違い、先人たちが残した’古陶’に皆さまがアプローチされている様子にはロマンを感じました。最後に訪問させて頂いた、江口窯の、

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江口 聡さんも、フランスのマティスに影響を受けた繰り返しの美という独特の感性で器作りに取り組まれています。

訪問した時に感じたいろいろな雰囲気の土。そこに人の知恵と感性が加わり今の時代に蘇った”琉球古陶”

4月3日(金)〜5月8日(木)からは桜坂劇場2階の”ふくら舎”さんで8名の陶工家さんの魂のこもった作品200点が展示・販売されますexclamation×2

当店でも一気には無理ですが古陶を少しずつ取り入れていこうと思っています。3日の発売日が待ち遠しいですsoon

復刻陶器を使った琉球フレンチ。陶工家さんを訪ね、料理にも真摯に取り組み、沖縄食材のフランス料理との調和をさらに進めていこうと思ったとても有意義な小旅行となりましたわーい(嬉しい顔)

posted by プチット リュ at 10:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球王朝復刻陶器

2015年03月01日

早速ありがとうございます✩

木曜日に開催されましたが、まだまだ心地良い余韻にひたっている”復刻イベント”

昨日は”沖縄タイムス”さんの朝刊の経済面に、

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取り上げられていましたぴかぴか(新しい) 

このような貴重な機会を与えていただき本当に嬉しいですapani4a4c8e496de8a[1].gif

写真の料理は、

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こんな感じです。県産食材の内容に今回はさらにこだわりましたグッド(上向き矢印)

盛り付けていてとっても楽しかったでするんるん

器の軽やかで(実際に重さも軽いです!)、器から醸し出される何とも言えない雰囲気ぴかぴか(新しい)

当日は、陶工家さんマスコミ関係者の方に、9種類のお料理&デザートを20名様分で、これらの器をトータルで150皿程、使わさせて頂きました手(チョキ)

お店でも使いたいなあと思った器ばかりで4月3日発売日が待ち遠しい限りですぴかぴか(新しい)

そう昨日の新聞記事は、ネットでも配信されていますので、下記のリンクから是非ご覧下さい目

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=105025

posted by プチット リュ at 08:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球王朝復刻陶器

2015年02月26日

八人の陶工×中江裕司監督×プチット リュ

昨年の晩秋より頂いていたプロジェクトが本日無事終了しましたdeco4cb192488ffd4[1].gif

それは、琉球古陶の復刻お披露目パーティーをプチット リュの料理と一緒に紹介することでした。プロデューサーである映画監督の中江裕司監督からの依頼で始まりましたぴかぴか(新しい)

依頼を頂いた時に見せて頂いた器は今まで見ていた”やちむん”とは一味違った魅力がありました。現代の沖縄の陶工の方々が琉球古陶の復刻に挑まれたもので、第一印象は軽やかな美しさがある!でした。今年に入り、8名の陶工家さんがそれぞれ作り上げまとめて見せた頂いたときは、その器の魅力に、

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圧倒されましたexclamation×2

今までお店では無地の白色の洋食器しか使ったことがなかったので、おもしろそうだなあという気持ちと同時にとても大きなプレッシャーを感じましたあせあせ(飛び散る汗)

あまりというよりほとんど沖縄の焼き物の知識はなかったのですが、そのぶんいろいろと自由な発想で使わせていただいたように思いますわーい(嬉しい顔)

今日のお披露目会には、遠方からにも関わらず8名の陶工家さんのうち、上江洲 茂生さんと宮城 正享さん以外の6名の方が当店に、

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お越し下さいましたぴかぴか(新しい)

松田 米司さん
松田 共司さん
玉城 望さん
玉城 若子さん
江口 聡さん
仲里 香織さん

多くのプレスも取材に来られ、NHK沖縄さんにもお越し頂きました映画

リポーターの方を見ますと目・・・・

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安蒜さんじゃないですかexclamation×2 

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昨日の’ちゅらTV’の”島らっきょうのベニエ”の生放送に続き2日連続でお世話になりましたdeco4c2b6a52abcdd[1].gif ありがとうございましたわーい(嬉しい顔)

放送の日時が分かりましたらまたご案内したいと思いますTV



ところで、ここで”琉球古陶”ってどんな陶器なのだろうとご興味がある方も多いと思います。今日の取材のニュースや記事をぜひご覧くださいね手(チョキ)

全国誌では、”Casa BRUTUS”さんでも紹介して頂けるそうです本紹介されましたexclamation×2

肝心の料理の方ですがいろいろと考え試行錯誤して、

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このような形で沖縄食材のフランス料理を出させて頂きましたが、ひと皿目から盛りつけの時にとてもワクワクして楽しかったでするんるん

器との調和を僕自身も感じたかったので料理はモダンな料理とビストロ料理の組み合わせにしました。会を終えて自分自身の充実感は想像以上のものでした。そして何より、陶工の方、今回の復刻のプロジェクトに尽力された中江監督はじめ”ふくら舎”さんのみなさまが笑顔で会を楽しまれていたのでホッとしましたdeco4cb192488ffd4[1].gif

当店で一気に古陶を揃えることは出来ませんが、少しずつ取り入れていきたいと強く思いましたグッド(上向き矢印)

この古陶、なんとも言えない柔らかい雰囲気を醸し出してくれています。一般発売されるのは4月3日から

桜坂劇場2階、”ふくら舎”さんとなっていますsoon

焼き上がりは陶工家さんにも狙って出せるものでもなく二つとして同じものはない焼き物だそうですぴかぴか(新しい)

是非皆様も桜坂劇場2階ふくら舎さんで実際に手にとってその温かさに触れて見て下さいぴかぴか(新しい)

発売日の4月3日(金)〜5月8日(木)の期間には”ふくら舎”さんにて『温故知新』展が開催され琉球古陶200点以上の作品が展示、販売されるそうですよるんるん
posted by プチット リュ at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球王朝復刻陶器