年末は、12月30日(金)までは通常営業で、最終週だけ少し変則的になり、26日(月)&27日(火)の定休日も営業いたします
年始は1月6日の金曜日から通常営業となりますのでよろしくお願いします![apani490be693414c9[1].gif](http://petiteruenaha.sakura.ne.jp/sblo_files/petiterue/image/apani490be693414c95B15D-9c360-thumbnail2.gif)
おはようございます

さすがに今朝は雨が降り、気温が下がりましたがぬるい感じの気温です。月・火の定休日はずっと晴天で夏のような天気・気温でした

この休みは”やちむん”な休日でした

当店からすぐの桜坂劇場2階”
ふくら舎”さんでは、(当店ではやちむんの購入はこちらが多いです。)、僕が好きな陶工家さんのお一人、江口さんの新作が入荷したばかりという情報を聞き早速

当店で使用している江口さんの”やちむん”は、スナフキンをイメージした、
![DSCF9731-thumbnail2[1].jpg](http://petiteruenaha.sakura.ne.jp/sblo_files/petiterue/image/DSCF9731-thumbnail25B15D-thumbnail2.jpg)
こちらの”掻き落とし鉢”が皆様におなじみかもしれませんね。独特の絵付けと、連続性。連続性はフランスの画家”マティスに影響を受けたとご本人から聞いたことがありますが、器からにじみ出る、江口さんの醸し出す雰囲気には、しびれます

今回ふくら舎さんで購入した、

器のほとんどはそんな江口さんの”6寸鉢”

独特な色彩とサイズ、質感、上からではわからないですが側面の、

釉薬の垂れ具合は力強く、指がかかりそうなくらいのボリュームには、やっぱり、しびれます

こちらは数を買えたので、お店でもどんどん使う予定です

定休日の一日は、ヤンバルへ

なんとなんと、ヤンバルではさすがにボリュームが減りましたが、セミがまだミンミンと鳴いていました


海も空も真っ青です。気温は、28℃、9℃なのでまだまだ半袖で汗をかくくらいでした

”やちむん”では、大宜味村の”陶藝玉城”さんへ

来週、取材でお世話になるのでその打ち合わせと、昨日は”還元”についてお話を聞いてきました

”陶藝玉城”さんは、マイ登り窯と共同の登り窯、二つで作陶されていますが、薪をくべて作られるやちむんは同じものが二つと出来ない器を生み出すのだそうです。
窯内の火、温度、灰のかかり方などは経験で予測はつくもののコントロールはできないそうです。それらのひとつの現象である、窯内の還元現象。
還元焼成とは意図的に炉内を酸素不足にし焼成する事で、物が燃えるには酸素が必要であり、その酸素が空気中に少ないので焼成時に土や釉薬から酸素を奪っていく化学変化がおこるそうです。
やちむんではそれが赤色になるそうで、

写真の赤丸の所が、還元が起こったところだそうです。”色の濃淡、範囲など神のみが知る現象だよ”と言われていた玉城さんの言葉が印象的だったので、実際それを見るとなんとも言えない風合いにしびれるとともに愛おしくも感じました
焼き物の世界は奥が深いですね〜こんな素晴らしい”やちむん”に関われてそれに自分の作った料理を盛り付けることが出来ると思うと、良い仕事だなあとつくづく思いました

”やちむん”から、
![DSCF0020-thumbnail2[1].jpg](http://petiteruenaha.sakura.ne.jp/sblo_files/petiterue/image/DSCF0020-thumbnail25B15D-4c432-thumbnail2.jpg)
食材の”カラキ”をもらいにいつもお世話になっている前田さんのお宅へ移動

セミの鳴き声はこちらでも、さらに前田さんの集落では、


蝶が飛び交い、この日も楽園のようでした

「今年は台風が全然来なかったから、大豊作よ!!」と、

パパイヤもぎ取り収穫体験をさせてもらったり、

琉球藍が元気いっぱいに育っているのでお話を聞いてると、なんと前田さんの旦那さんは、自宅で育てた藍を使って藍染もしているとお話してくれたので、見せてもらうと、

それはそれは素晴らしい藍染でした

年一回の村の祭りの時には出展して販売もしているみたいですが、”商売用で作ってみませんか”と言われたときは”趣味でしているから”とお断りしたそうです。依頼した方の気持ちも分かるくらい、趣味とは思えない、

自前の道具、写真の土台は2ヶ月間乾燥させた豆腐だそうです。合成樹脂のコルクみたいなカチカチでした

市販の藍型を使っているのかなあと思っていると、先ほどの土台や自作のナイフで、デザインもすべてご自分でされ、、

藍型も全部自前だそうです。集落の可愛い手ぬぐいなんかは、

藍型も自作と聞いたら趣味のレベルじゃないですよね


お店でもワイン用のトーションとして使えるくらい手ぬぐいをわけていただくことができたので、
やちむん、琉球ガラス、そしてこの琉球藍染も今まで以上に登場しまーす

帰りにマングローブ林に寄って、


川魚

の大群を見て、やんばるの自然の豊かさの余韻に浸りながら日常の都会に戻ってきました

今週はやんばるパワーで

よろしくお願いします