今週入荷のチーズの目玉は、写真右、ロックフォールです

イタリアのゴルゴンゾーラ、イギリスのスティルトン、そしてフランスのロックフォールは三大ブルーチーズとして不動の地位を築いています

ロックフォールのメーカーは12ほどありますが、蝶のマークが入ったパピヨン社はそんな中でもオーガニックにこだわりトップクラスのロックフォールを生産しています。(ちなみにオーガニックチーズの定義は、動物達はなるべく屋外で飼育し、最低でも95%は、オーガニック認証を取得した飼料を与えること、となっています。)
そんなパピヨン社のロックフォールがなんと

1・4sも届きました

味わいは、
他の二つは、牛のミルクで作られていますがロックフォールは羊のミルクから作られているのが特徴で、羊の香りはほとんどしませんが、旨みと塩味は、口の中でとろけ美味しくなっています

ロックフォールをどのように皆様に楽しんで頂こうと考えた結果、当店でも大人気の冬瓜漬けとブルーチーズのところで使用し、いつものカナッペタイプでお出ししているのをすべてバラバラにし、チーズの量もさらにボリュームアップしお出しすることにしました。
そしてお勧めのワインも何が良いかなあと考えましたが、今回は、この時期少し冷やしてドイツワインはいかがでしょうか。当店でも一押しのドイツ南部バーデンはベルンハルトフーバーさんの日本向けに特別に造ったスペシャルキュヴェ

リースリング&ミュラートゥルガウ 2006は3800円です。
少し冷やし気味でフル―ティーでフレッシュな辛口ワインはこの時期、ロックフォールにピッタリです

そして造り手のフーバーさんにも注目してください

フーバーさんの造る白ワインもこのほかにも種類があり秀逸ですが、赤ワインはなんとワイン批評誌”ゴーミョー”で最高の5房の造り手さん10傑の中の一人に、2008年選ばれ現在もその地位を維持している偉大な造り手さんです

醸造所の歴史は埃まみれの古い文献から始まりました。まだ研修生だったころ、故郷マルターディンゲン村で資料に目を通していたフーバー氏は、13世紀ごろのぼろぼろになった文書を目にします。その文献によると、当時マルターディンゲン村は、フランスのシトー派の僧侶から持ち込まれた「ピノノワール」種を使った赤ワインの名産地であったばかりか、ピノノワール種が村名を取って「マルターディンガー」と呼ばれていたことがはっきりと記されていました。(今日でもワイン辞典に「マルターディンガー」は記載されています。)この古文書に巡り合って自信を深めた彼は、1987年、当時加盟していたブドウ栽培者協同組合を脱退し、独自のワインを造るべく「ベルンハルト・フーバー ワイン醸造所」を創設。勿論不断の努力もありますが、思惑は見事に的中し、長い眠りについていた「マルターディンガー」が再び陽の目を見ることとなりました。
プチット リュでもオープン以来リストアップされているフーバーさんのワイン。2年前のドイツ旅行では勿論、バーデンは目的地のひとつとなりました

観光では訪れることはほぼ無いであろうマルタ―ディンゲン村。
この時はアポ有りだったので、フーバーさんがお出迎えしてくれました

プチット リュの説明をして、フーバーさんの熱いレクチャーは続きます。
この地の貝殻石灰質と粘土質を巧みに使い分け畑ごとのテロワールを最大限に発揮。
試飲させていただいてその畑のテロワールをしっかりとキャッチ。
これらは日本では1本一万円を超える高級ワインです

ドイツ語はダンケシェンしかわからないので英語でコミュニケーション。
赤ワインの樽内のコンディションを確認中。
シャンパーニュ方式で時間をかけて造られるスパークリングワイン ゼクト。一番搾りで造ったゼクトは原材料はかなり限られてしまいます。動瓶や澱抜きなどの行程このようにすべて手作業。 貯蔵期間が長いので、収穫からリリースまで4年以上も費やします。当然生産数は僅かなものになり、一本一本、
奥さんのバルバラさんの文字が書かれます。心を込めたその文字が、ロゼ色に映えて美しい1本はプチット リュでは7800円。ご注文いただいた方にその思いが伝わる至宝の一本となっています。
ぶどう畑は、
自然に囲まれ、野生のシカが畑にやってくるほど美しい場所で育っています。
この赤ワインは中でもお求めやすい価格ですので、フーバーさんのピノノワールを味わう、入門編の一本としていかがでしょうか。若い樹齢で造られるユンゲレーベンは5200円です。ブルゴーニュとも一味違う、複雑で厚みのある味わいとなっています
